2006年10月20日

人間ドックのすすめ

主人がガンを発見できたのは人間ドックを受けていたからでした。
普段はいたって健康で、病気があるなんて思ってもいなくて。
あえて言えばちょっと肥満だったことくらい。
我が家では「人間ドックさまさま」って感じで、毎年夫婦で受けています。
でも、周りの人は受けている人のほうが少ないですね。
健康診断だけっていう人が多いです。
みんな「受けなきゃねー、もう年だし」とか言うけれど、
実際には、「自分は大丈夫」「なったらなったでその時さ」って思ってる。
本当にそんな病気になったときの
ショックと絶望感と不安。
誰にだって病気になる可能性はあるのに。
そのことを少しでもわかってもらいたくて
私は周りのお友達に人間ドックを勧めています。
家族のため自分のために元気でいて欲しいから…


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2006年09月30日

ガン告知から5年経過

無事にこの日を迎えることができました。
半年ごとに受けている検査。
今回も異常なしでした…これでまる5年経ちました。
腎臓ガンは5年10年経っても、再発の可能性はあるという話ですが
やはり5年ってうれしいです。
元気でこの日を迎えることができてうれしいぴかぴか(新しい)
5年前は、こんな生活が送れているとは想像もつかなかった…。

今現在も病気で悩んでいる人はたくさんいると思うけど
希望をもって進んで欲しいと思います。
もちろん今元気な私だって来年どうしているかわからないけど
それはみんな同じだから。

でも子供の顔を見ると、成人するまでは元気でいなくちゃ!と
思います。
posted by さつき at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 腎臓がんのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月12日

ガンと取り組むためのガイドライン

自分が病気になって感じたこと・・・
家族が病気になって感じたこと・・・
理解しているつもりでも、実際その立場にたってみないとわからないことってたくさんある。
そんなとき、支えになるのはやっぱり同じ立場にいる人間。
顔を知らなくたって、会ったことがなくたってそんなことは関係ない。病気を通してそんなことを感じました。
私も同じ立場にいる人間として、なにかできたら・・・と思ってこのページを書いています。
書きたいことがまだまだたくさんあります。
上手に文章にできたらまた追加していきたいと思っています。



 
ガンと取り組むためのガイドライン
これは雑誌でみつけたものです。

1 がん=死 ということを信じてはいけない。今日ではがんの多くが治癒可能である。

2 自分のせいでがんになってしまったと思ってはいけない。
がんを進行させるような特殊な性格は、証明されていない。

3 情報を集めたり、人に話したり、気分を落ち着かせるために、過去に役立った方法をやってみること。
それらが役に立たなかったら助けを求めるべきである。

4 いつも前向きな考え方ができないからといって、自分を責めることはない。

5 助けになるのなら支援団体や自助グループのサポートを受けるのもいい。
経過に悪影響を及ぼすことはない。

6 精神科の専門医に相談することをためらう必要はない。
これは精神的に弱いということではなく、むしろ強さである。
それが症状と治療を受け入れやすくしてくれる。

7 リラクゼーションや音楽といった、感情をうまくコントロールできるようになる方法を利用するべきである。

8 なんでも質問できて、互いに尊敬と信頼のできるような医師をみつけるべきである

9 がんという悩みをもっとも親しい身近な人にまで秘密にしてはいけない。

10 精神的、あるいは宗教的なよりどころをもう一度さぐり、過去にあなたを救ったことを実行するのもいい。

11 治療を投げ出して代替療法に走ってはいけない。
代替療法に気持ちが惹かれたら、まず信頼できて客観的な判断ができる人物と、
その治療法の利益と危険について話し合ってみるべきである。

(ジミー・C・ホーランドによる)

posted by さつき at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 腎臓がんのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月10日

35歳で腎臓ガンに!?

夫が腎臓ガンと診断されて

2001年9月12日、アメリカの貿易センタービル爆破事件があった次の日
夫は病院で腎臓にある腫瘍が「ガン」の可能性が高いということを告げられました。

会社で受けた人間ドックで要精密検査と言われ
念のために、と思って受けた検査でした。
まさかガンだなんて。
自覚症状は全くなくとても元気でした。
ドックの検査でも蛋白尿、潜血はなしでした。

よく考えてみれば腎臓に「何か」があることは去年のドックでもわかっていました。
そのときは大きさが38ミリ。
その年は二人目の子供が生まれる事や、
11月に引越しをひかえて色々と忙しく、
そのままになっていたのでした。
こんな若さでガンだなんて思ってもいなかったし、ドックの医師もそれほど深刻には見えなかったらしい…。
そもそも腎臓ガンなんてものが存在することすら知らなかった…

そんな感じで検査で引っ掛かったこともあまり気にしていなかったのです。
今考えるとぞっとします。・・・もし進行の早いガンだったら・・・

この時点では腎臓に39ミリの腫瘍があり、CT・MRI・エコーで検査した結果、
この陰の見え方はガンの可能性が高い。という医師の見解でした。
腎臓ガンの場合、ガンの部分だけを切除するのはまれで腎臓ごと摘出することが多いようです。
健康な人の場合は腎臓の片方を取ってももう片方の腎臓が2倍の
働きをしてくれるのでその点に関しては心配ないということでした。
手術は10月18日に決定。

手術までどうして手術まで1ヶ月もあるんだろう、
明日にでもとって欲しいという気持ちと、
自分の家族の体に起きていることが現実味をおびなくて
半分夢をみているような日々。
朝起きたら夢だった・・・っていうことはないだろうかと何度も思いました。
この先どうなっちゃうんだろう?・・・子供が大きくなるまで元気でいてくれるの?どうしてガンなんかできたの?転移するの?…死んじゃうの?・・・色々考えました。
毎日毎日、子供の前で泣いてばかりでした。
インターネットで調べれば調べるほど、不安が増していきました。
一人で抱えているのが、あまりにもつらくてママ友達に話したりしていたけど、自分以外の人があまりに平和な生活をしているように見えて
余計に苦しくなったり…

腎臓ガンが転移するとしたら肺、肝臓、骨が要注意。
入院前に肺と肝臓の検査を受けました。
幸いにも転移はないようです。とりあえず一安心。
骨の検査(骨シンチ)は時間がかかるので入院中にすることになりました。
この検査は薬を点滴し、数時間後に骨の全身写真をとる検査です。

また、手術に備えて自己血を採りました。400mlを2回に分けて、合計800ml。
使うことはあまりないが万が一に備えてということでした。

一番ショックなのは夫自身だったと思いますが、彼はいたって普通でした。(に、ふるまっていたとは思うけど…)
私も彼の前では普通に振舞いました。

医師に手術前の説明を聞きに行きました。
・手術はお腹を開腹しない腹腔鏡での手術を勧める。
 術後の回復も早いので会社勤めの人には特に勧めたい。
 もし癒着などがあれば途中から開腹に切り替える。
・ガンは4センチ弱あるが転移はなく、初期のガンと思われること
・ガンには何種類かあり、検査すれば進行が早いか遅いか、たちの悪いやつ かどうかわかるということ
・インターネットで色々調べて詳しいみたいなのでこのくらいかな(笑)
世間一般で「ガンに効く」といわれている食品がたくさんあるけど
腎臓ガンに対しては薬も抗がん剤も効かないからね・・・ということを言われました。

そこで夫がした質問は
「あのー毛は剃るんでしょうか」
先生は「毛を剃る事の必要性」を挙げて夫を納得させていました。



入院

とうとうこの日が来た・・・入院はいやだけど、待ち遠しかった日。
夫にとっては生まれて初めての入院。
病室は4人部屋。泌尿器科というせいか60代くらいの年配者ばかりでした。
夫がその部屋のベットに座っている事がとても不思議・・・
パジャマも似合わないし。(家ではのびのびTシャツにトランクス姿が定番)
入院の次の日は手術前の検査、その次の日が手術。

手術
朝から点滴。そのせいで少しぼーっとしていたらしい。雑誌を読みながら寝てる(-_-メ)イビキまでかいてる。
でもこの点滴がないとあまりの緊張で耐えられないのだろう。点滴に感謝。
時間になって看護婦さんが迎えに来た。
手術着を後ろ前に着るのを手伝った。脱ぎやすいように?
これからこのボヨボヨのわき腹にメスがはいるんだ・・・と思ったらすごく緊張してきた。
どうか先生、きれいに全部取っちゃってください。

夫がストレッチャーに横になって運ばれる。
よくみるとストレッチャーの柵より体の幅があるのでとても狭そう。腕を体の上で縮めていた。
「狭いの?カッコ悪ー」
と言うと
「実はMRI検査の時、体がひっかかって入らなかったんだよね(笑)」

手術室につくとテレビでしか見たことのないような人たち(手術着の人)が待っていた。
手術用の台に移ると体にタオルをかけられた・・・がそこでも看護婦さんが
「あらあら、タオルからはみでちゃうね」
と言ってタオルを追加してかけてくれていた。

予定では、手術に向かう前には手でもにぎって「頑張ってね」と優しい言葉の一つでもかけようと思っていたのに、実際は「もーホントにデブなんだから!」と笑って見送った。
涙が勝手にあふれた。
今までの私が知っている夫と、手術室から帰ってきてからの夫は別人になってしまうような気がした。
帰ってきたら彼は「ガン患者」なのだと…。

手術は5時間ほど。
開腹手術でも腹腔鏡手術でも所要時間はほとんどかわらないらしい。
夫が部屋に戻ってきた。鼻にチューブ、体にも2本チューブがくっついている。
1本は尿、もう1本からは血がでていた。近づくと血の匂いがする。

話かけるとうっすらと目を開けた。
「ここどこだあ・・・」
「水のみてえ・・・」
「腹減った・・・」
と言っていた。よかった・・・とりあえず生きて帰ってきた・・・。

その後すぐ先生から部屋にくるように呼ばれた。
先生はさっきまで人の体の内臓をいじっていた人とは思えないくらい普通に現れた。
でも手にはビニール袋に入った腎臓があった。
「これ、ガンね。」
先生はビニールの上からガンと思われるものを触りながら言った。
ガンは私の想像とは正反対の「白い」色で固くコリコリしているようだった。
楕円形で、4センチはあるガンだった。
見かけはちょうど肉の脂身のようだった。
「ダンナさん、普通の会社員じゃないですよね?」
「え?普通の会社員ですけど・・・」

なぜか筋肉がふつうの人より厚く、(昔鍛えたなごり)
腎臓を取り出すときに普通の人の2倍お腹を切らせてもらいましたと言われた。
この手術では腎臓を取り出すとき、体の中に袋を入れてその中で腎臓を細かく切って体外に出すそうで、
お腹の傷は小さく済むメリットがあったのです。
ちなみに夫の傷は12、3センチの大きい傷が1ヶ所、他に1センチくらいの傷が3箇所です。
とったガンは病理検査にまわされ、結果は1ヵ月後。
進行の遅い「いいガン」でありますように。

手術から半年後の検査(2002年3月)

通院は半年に一回と言われている。
こっちからすると、毎月でも行って欲しい!と思うのだけど…
3月になって術後初めての検査通院。

検査はCTのみ。
結果がでるまで一週間もかかる…。もっと早くなんないのかなあ。

外見は元気で普通の人とは何のかわりもないけど、結果が出るその日、私は緊張していた。
夫から電話がきた。
「CTの結果はきれいで、異常なし。」
ほっ。
とったガンの病理検査の結果は、術後1ヶ月の時に聞いていた。
「進行が早いとも遅いともいえない、極めて普通のガンです」
…普通か…遅いとは言えないのか…どうもネガティブな方向に行ってしまう。

今回、もっと詳しい病理検査の結果がわかって
静脈にはガン細胞が行っていない、ということがわかった。
これは、少しは転移する確率が減った、ということ(だと思う)。
またほっ。

今度の検査では腎機能の検査もするそうだ。
また半年は病院へ行かなくていいみたい。

こうやって一生病院へ通うことになる。
半年に1回、どきどきしながら結果を待つのだ。

でも、考え方を変えよう。
半年に1回、CTをとる人なんてそうはいない。
他の病気が偶然見つかって、普通の人より長生きするかも!
posted by さつき at 23:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 腎臓がんのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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